契約書が自分に必要なんて、思っていませんでした

納品したのに、代金が振り込まれない!

 

先日、こんなご相談を受けました。

「お客様から依頼を受けて、仕事を完成して納品したのに、
1ヵ月たっても代金が振り込まれない。どうしたらいいでしょう?」

というものです。

ご相談者Aさんは、
お客様のパーソナルカラー診断をして、
パーソナルカラーに合わせてWeb上で使える似顔絵を描くことを仕事にしています。

お客様に納品するまでの流れは、
①HP等からの申込み
②オンライン相談日の調整
③オンライン(Zoom)でパーソナルカラー診断と要望を聞く。
④作成した案の中から、イメージ合うものを選んでもらう
⑤修正等を行い、納品
⑥支払い
⑦完了

となっています。

一番初めにオンライン(Zoom)でやり取りした後は、
主にメールかLINEで連絡を取り合って、依頼された仕事を進めますが、
契約書や記録には、残していません。

これまでAさんは、
このやり方で、トラブルが起きたことはなく、
まさかこんなことになるなんて思ってもみませんでした。

いったい、何がいけなかったのか?

Aさんに思い当たるポイントがあるとすれば、

お客様との間で、料金の支払いと似顔絵を完成させるまでの工程にについて、
ちょっとした行き違いがあり、なんとなくお客様の機嫌を損ねてしまったのではないか
と思ったそうです。

でも、Aさんは、メールのやりとりで、お客様も納得してくれたと感じていました。

ところが、納品後お客様から、
「やっぱり、気に入らない。似顔絵は使えないから、代金は支払えない」とメールが送られてきて、
連絡が途絶えてしまったのだそうです。

 

契約のトラブルを避けるためにできること

 

「依頼を受けて納品したのに、代金を払ってもらえない。」というケースは、
個人もしくはスモールビジネスをする人にとって、
経済的な損失だけでなく、自分を否定されたような気持になり精神的にもダメージを受けてしまうので、一番避けたいケースのひとつでしょう。

こういったトラブルを避けるためにできることは、
やはり、お互いの約束事を契約書として残すことです。

メールやLINEのやりとりを記録として残せば、充分なのではないか
という声も聞こえてきそうですが、

すぐに流れてしまうLINEのやりとりでは、大事なことを見逃してしまうこともあります。
「そんなつもりではなかった」という意味の取り違いや行き違いが起こりやすいので、
トラブルを防ぐ方法としては、私は、お勧めしません。

でも、「契約書」は、堅苦しい。
お客様にとっても、面倒なのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その場合、タイトルを「覚書」とか、「確認書」にすることで、お客さまの心理的ハードルを下げることはできるでしょう。
どんなタイトルでも、内容が法律的な効力のあるものになっていれば、問題はありません。

また、自分の提供するサービスに合わせて、
お客様にとっても、わかりやすい契約書を作ることはできます。

自分の場合は、どんな契約書を作ったらいいんだろう?
と思われた方は、契約書作成について30分無料相談を行っていますので、
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